佐賀ん街はえびすさんに守られて三百有余年!
大漁祈願!商売繁盛!町おこし!佐賀ん街はえびすさんと共に平穏平和な佇まい。
佐賀に来たら、えびすさんば見ていきんしゃい!

 佐賀では、えびすさんのことを親しみを込めて「えべっさん」と呼んでいます。その昔から、佐賀はえびす信仰が盛んなところで、旧長崎街道沿いのあちこちに、えびすの石像を見ることができます。その数は市内だけで425体で、その数なんと日本一です。えびす像として最も古いものは、材木2丁目の横目橋(じろりばし)に祀られているもので、元禄三年(1690年)と紀年銘が彫られています。また、江戸時代に文人・菱屋平七が著した「筑紫紀行」には「此の国の町屋にも、村々にも道の辻ごとに石のえびすをおけり」と記されていることから、江戸時代には庶民信仰として、たくさんのえびす像が祀られていたと思われます。佐賀市街に圧倒的に多いのも、かつては36万石の城下町として栄え、長崎街道筋と、その周辺に商家がたくさんあり、商売繁盛の神様として祀ったものと考えられます。

その中でも佐賀の中心街にある「えびす」さん巡りを実際に自分の足で歩いてみました。所要時間6時間。 歩いた距離なんと13km。地図を片手に「えびす」巡り!巡り終えた後は心地よい充実感に包まれました。 私が巡り撮影した、その数日本一の「佐賀えびす」をご覧ください。


佐賀のえびすさんご紹介

可愛いお顔の赤ちゃんえびす

佐賀えびす
童顔のお顔。赤ちゃんのような顔のえびすさん。旧古賀銀行から南路地に入り、しばらく歩くと十間堀川にさしかかる川を渡った右側、住宅の玄関北側にこのえびすさんは座っている。


そもそも、このえびすさんが建立されたのは、男の子を授かるように願掛けをしたことが始まり。実際、男の子が生まれ、喜んだ父親は当時としては珍しく、その日のうちに役所へ行って届出をしたという。


男の子の出産を願う方は、この赤ちゃんえびすさんにご利益を願ってはと思いますがいかがでしょうか?


<佐賀市松原4-7-2>


そっくりえびすは誰にそっくり?

佐賀えびす
佐賀の老舗、南里本店の南側に恰幅の良いえびすさんがいます。このえびすさん、太い眉毛に垂れ下がった耳たぶ、ふくよかな顔立ち、大きな顔回りなど南里の3代目社長、故南里重次郎さんに似ていることから「そっくりえびす」と呼ばれています。


このえびすさんは2代目で初代は「おぎや羊羹」のころからあり、その後、「松竹食堂」のときも祀っていたそうです。「松竹」という名の縁起の良さか、お見合いの場所でもあってそうです。


<佐賀市呉服元町1-7>


手を握り仲のよさをアピールする夫婦えびす

佐賀えびす
材木橋から川沿いを北へ石積みの護岸に川へ下る階段の跡があります。このソバにある池田醤油醸造店の東側路地の角に夫婦えびすは祀られています。材木町は裏十間堀川と紺屋川に挟まれ歴史ある商人町として栄えたところで、70年ほど前までは、この皮を利用し船で荷物を運んだそうです。


この夫婦えびす、手を握り合いとても仲良さそうなえびす像です。一体は鯛を小脇に抱え、もう一体は魚籠を右手に持って左手は隣のえびすさんの右手に添えられて仲むつまじい印象を受けます。


今では近所の絆でしっかり守り継がれたえびすさんは、皮が生活の一部だった頃のように手を取り合って見守ってくれています。


<佐賀市材木1-2>